みなさんこんにちは!
公認会計士・税理士の高須賀です。
本日は「銀行が融資をしたくなる会社」というテーマです。
はじめに
銀行はどのようにして利益を獲得しているのでしょうか?
銀行は、預金者からお金を預り、そのお金を貸し出すことにより利益を得ています。
そのため、銀行は常にお金を貸せる融資先はないかと考えています。
しかしながら、融資先を探している言っても、誰にでも貸すわけではありません。
なぜなら貸したお金が返済されなければ銀行は損失を被るからです。
そのため、融資先は慎重に選ぶわけです。
それではどのような会社であれば銀行は融資をしたいと思うのでしょうか。
1.お金がある会社
銀行はお金ない会社ではなく、お金がある会社に融資をしようと考えます。
決算書の現金預金の残高を確認し、お金がしっかりとある会社に融資したいと思うのです。
ん?お金がない会社程融資を受けるべきではないかと思われるかもしれません。
残念ながらそうではないのです。現金預金が枯渇している会社に融資をすると返済されない可能性があります。
そのため、貸したをお金を利息つけて返済してくれる会社に融資しようと思うわけです。
2.返済実績のある会社
次に返済実績がある会社です。
過去に融資をして、期日通りに返済が出来ている会社は信頼ができます。
銀行はこのような返済実績がある会社には融資をしようと考えるものです。
融資から数年経過後、銀行から折り返し融資を提案されることがあります。
折り返し融資とは、例えば1,000万円借入をして、700万円を返済したとします。
そこで、さらに1000万円を銀行から借り入れて、300万円を返済するというものです。
手元資金として、700万円が増えるために、資金繰りが安定するわけです。
3.ある銀行で評価されている会社
ある銀行と取引していると、他の銀行から融資を受けにくくなると思われていませんか。
そんなことは全くありません。1つの銀行で評価されている会社は他の銀行も融資をしたくなるものです。
評価されいる会社とは以下のような取引を銀行としている会社です。
・金額が大きい融資を受けている
・返済期間が長い融資を受けている
・金利が低い融資を受けている
・プロパー融資を受けている
本日は以上となります。
最後までお読みいただきありがとうございました。