皆様こんにちは!公認会計士のたかすがです。
このサイトでは、Google Apps Scriptについて解説しています。
私は公認会計士として会計の仕事をしていますが、プログラミングを覚えることで経理業務を劇的に効率化することに成功しました。
プロのプログラマーではありませんが、社内の経理業務で活用できるレベルのスキルは身に付いたのかなと感じております。
この記事を通じて、Google Apps Scriptの便利さについてお伝えできればと思います。
本日は「スクリプトの作成」についてです。
前回の記事では、アクティブなスプレッドシートを取得する方法解説しました。
しかし、場合によっては他のスプレッドシートの操作も必要になることがあると思いますので、そのような場合の対処方法についてお伝えします。
1.openByIDメソッド
SpreadsheetAppクラスの「openByIDメソッド」を使用するとIDで指定したスプレッドシートを取得することができます。
2.IDとは
IDとはドライブ上でファイルやフォルダを特定するための値でスプレッドシートの他にもドキュメントやドライブ上のフォルダーにはIDが付与されています。
SpreadsheetApp.openByID(スプレッドシートのID)
3.IDの確認方法
IDはスプレッドシートのURLから確認をすることができます。
以下の画像の○○○○となっている箇所がIDとなります。
4.openByIDを利用したスクリプト例
以下がopenByIDメソッドを利用したスクリプトの例となります。
5.openByUrlメソッド
またopenByUrlメソッドを使用するとURLの指定によりスプレッドシートを取得することができます。
SpreadsheetApp.openByUrl(スプレッドシートのUrl)
6..メリット
IDやURLはファイルやフォルダーを移動しても不変です。
スプレッドシートの名前を変更した場合も変わらないので、スクリプトに記述したIDやURLを修正する必要はありません。
わざわざ書き換える必要がないのでこれはとても便利だと感じられるでしょう。