1年目の会社であっても、毎年、税務署に法人税等の確定申告をする必要があります。この確定申告は会社経営をする上で避けては通れないものです。もし、確定申告を忘れ、税金を支払わなかった場合には督促が来ますが、一般的な督促と比べるとかなり厳しいものとなっています。
創業直後は忙しいかもしれませんが、経営が軌道に乗ると更に忙しくなります。比較的時間に余裕がある時に税理士との契約を検討しておくようにしましょう。いい税理士に出会えれば、税金やお金の不安から解消され経営に集中することができます。いい税理士とはどのような税理士なのか10個のポイントに分けてお伝えしていきます。
内容
1.上から目線ではないか
税理士は税の専門家としてプライドを持って仕事をしている方が多くいます。プライドを持って仕事をすることは良いことですが、稀に高圧的な態度で接してくる税理士も存在します。
「先生、センセー、せんせー」と呼ばれながら仕事をしているため勘違いをしてしまう税理士も少なからず存在するわけです。
このような税理士と契約をしてしまうと、相談するのも躊躇してしまいますし、コミュニケーション不足によりトラブルが起きてしまう可能があります。どんなにスキルが高い税理士であっても、まずは人間性を見ることが大切です。
無料相談を実施している税理士も多いので、そこで「どのような話し方するか」「偉そうな態度で話さないか」をチェックするようにしてください。
2.経営者の味方になってくれるか
「税務調査の時に経営者の味方になってくれるか」という視点も良い税理士に出会うためには大切です。
税務調査が入った場合、調査官の中には、暴言を吐いたりや高圧的な態度を取る人もいます。このような調査官にあたってしまった場合に、しっかりと経営者の味方になってくれる税理士を選ぶ必要があります。
そのためにも、「税務調査の動向」や「税制改正」についてしっかりと知識のブラッシュアップが出来ている税理士を選ぶようにしてください。ホームページやSNSで情報発信している税理士であれば、これらをしっかりと把握できているはずです。このような税理士に依頼できれば、税務調査の時も安心して頼りにできますね。
3.専門用語を使わずに説明してくれるか
経営者は自分の会社の会計や税金についてある程度把握しておく必要があります。そのために税理士から、決算書について説明を受けたり、税金対策の提案を聞いたりすることが多くなります。
その説明の際に専門用語ばかり使う税理士は避けるべきです。
税理士は会計・税金の専門家です。専門的な仕事をしていると専門用語に慣れてしまい、専門用語を使って会話をすることがあたりまえになってしまいがちです。専門用語ばかり使われてしまうと内容が理解できず、ストレスになります。
顧客目線で丁寧に説明をしてくれる税理士を選ぶようにしましょう。
4.相性や感覚が合うか
税理士と一旦契約をすると、とても長い付き合いになります。
10年、20年、もしかしたら一生の付き合いになるかもしれません。
従業員と同じくらい長い時間を共にする関係になるため、相性や感覚が合うかという点も大切になります。
一緒にいて「お互いを高め合えるか」「会うとモチベーションが上がるか」という視点も入れながら選ぶ必要がある訳です。
例えば、経営者がビジネスを拡大していきたいと思っているのであれば、保守的な税理士ではなく、上昇志向のある税理士を選ぶということになるでしょう。そうすれば、話題も会計・税金の話に留まらず、マーケティングや営業手法等、経営にも及ぶはずです。会話も尽きることはないでしょう。
5.業界について理解しているか
会計や税金は、業界ごとの論点があります。業界特有の取引慣行等もあるでしょうから、自分がいる業界に詳しい税理士に顧問になってもらうのが良いでしょう。但し、今は詳しくないという場合も、これからしっかりと勉強していくという姿勢のある税理士であれば問題はありません。
6.銀行とのネットワークがあるか
事業をスピーディーに拡大していくためには、金融機関との